
(Photo by Flickr)
2016年、8月21日に行われたリオ五輪、閉会式。
椎名林檎監修、安倍マリオがみなさんの記憶にまだ新しいだろう…
激動の16日間も終幕を告げ、ブラジルから次回の主催国である日本にバトンはタッチされた。
東日本大震災の復興がままならないままの決行が決定された、56年ぶりとなる東京五輪。
納得のいかない人もいるとは思うが、決まってしまったからには日本の良さを世界に伝えたい!
そこで、オリンピック史上どの国にもできなかった、日本だからこそできる、“ある案”が出されている。
それはなんと、「100%リサイクルの金メダル」。

(Photo by CNBC)
福岡県北九州市でリサイクル事業を手掛ける株式会社アステック入江がすでに、100%リサイクルの金から作ったメダルを9個試作したそうだ。
原料はパソコンや携帯電話などの電子基板。
アステック入江は、銅やニッケルなど金以外の金属を端末から分解させる濾過装置を開発したのだ。
メダルに必要とされる金の量は合計9.6kg。
それは、デスクトップパソコンでは7万4,000台、携帯電話では32万台分の電子基板に相当する。
日本には廃家電が大量に存在しており、「都市鉱山」と呼ばれる程、再利用可能な資源が眠っている。
「100%リサイクル金メダル」を実現することで、日本の技術の証明、そして環境や資源を大切にする日本の姿勢が世界に伝われば、それに越したことはない。

(Photo by Flickr)
日本はリサイクル率は世界トップクラス!
下図を見ても分かる通り2014年の時点で、日本のリサイクル率は欧州の約2倍、なんと米国の約4倍だった。

(Photo by PETボトルリサイクル推進協議会)
責任感が強く、モラルの高い日本人の気質がこの数字から伺える。
しかし、実はゴミ焼却場数も世界トップクラス…
これは、リサイクルはするが、消費スタイルは変えなかった結果だ。
そんな日本でも3Rは世間一般となったが、今後は4Rを新しい常識として定着させるべきだ。
「リデュース」「リユース」「リサイクル」にプラスして、「リフューズ」。

(Photo by mind42)
「リフューズ」とは「断る」こと。
必要のないビニール袋や包装紙の消費を止める姿勢だ。
まだ浸透こそしていないが、真面目な日本人だからこそ、慣れてしまえば、「4R」の定着も早いだろう。
2020年のオリンピックで、「100%リサイクルの金メダル」に加え、4Rを常識にし、意識の高い日本人の姿を、世界に見せようではないか。
via. Lovely + Lovely, The Page, Naver
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